世界を翔けるカメラマン田村裕司
アフリカ大陸は、その昔、暗黒大陸と呼ばれた地であった。
そんなアフリカという場所に、幼いころから憧れを持っていた。
世界の中で、紛争が起きている場所を除けば、旅をするのに最も過酷な場所。
それでも、アフリカという場所に行ってみたいという幼い頃からの憧れを叶えるために、
そして二十代最後の地として、アフリカに行くことした。
そこは、多種多様な世界であった。
白人が開拓した南アフリカから、広大な森林に包まれるジンバブエ、ボツワナ、ザンビア。
赤い砂漠のナミビアや、ケニア、タンザニアの野生動物の王国である限りなく広がるサバンナ。そして、サハラ砂漠のモロッコ。
どの景色も、決して忘れる事のない、体に染み込むような光景だ。
そして、広大な大地や、大西洋に沈むアフリカで見る夕日は、とにかく大きかった。
いままで見てきたどの夕日よりも、大きく、力強く、温かかった。 撮影期間 2013年12月~2014年3月