世界を翔けるカメラマン田村裕司
中南米の国メキシコ。この国は、とても奥深い歴史の国である。
紀元前400年からなり、9世紀頃に突然衰退したマヤ文明をはじめ、その時代において、なぜかとても高度な文明が多い。
私は、以前よりこの古代文明に深い興味があり、マヤの暦が一周すると言われた2012年に、マヤ文明の遺跡を追い、
マヤ文明が栄えたユカタン半島から、7世紀後半までメキシコ高地に栄えた謎の帝国テオティワカンなどを追い、駆け回った。
文明について語れば、いくらあっても足りないと思うので、写真を通して、その神秘とロマンにふれてもらえればと思う。
古代から現代へ。歴史を知ると、いくつもの連鎖が絡み合い、現在の形があるのだと痛感する。
メキシコの日常の光景から、古代文明の追憶まで、流れ行く時の営みをご覧ください。
撮影期間 2012年4月~5月