世界を翔けるカメラマン田村裕司
中東と聞くと日本では、紛争やテロのイメージが強く、あまり良い印象を持てないだろう。
しかし実際には、殺伐とした雰囲気は、極々限られた場所であり、身構えて入ったものの、拍子抜けしてしまうほどであった。
イスラエルのエルサレムでは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が非常に狭い範囲に混在し、宗教に考えさせられ、
パレスチナ自治区では、人間というものに考えさせられ、ヨルダンでは、温かく、親切な人々のやさしさに触れ、
エジプトでは、ナイル川を巡り、古代文明に思いをはせた。
二十代が終わり、三十代を迎えた中東の旅です。
撮影期間 2014年3月~4月